人工角質層とは

 

皮膚は外側から上皮組織の表皮、結合組織の真皮、脂肪組織の皮下組織といった三つの大きく異なる組織から構成されています。
上皮組織である表皮は一番外側から角質層・顆粒層・有棘層・基底層に分けられます。

皮膚のはたらき(役割)

① バリア機能(体内の必要な成分が外に流出するのを防ぎ、体にとって有害な成分や細菌等の異物の侵入を防ぐ。)
② 水分保持(水分の蒸散を防ぎ、体内からの水分の喪失を防ぐ)
③ 体温調節
④ 知覚
⑤ 免疫機能
⑥ 分泌機能

 

角質層の重要なはたらき(役割)

 

① バリア機能 + ② 保水機能:
角質層(0.02㎜)のバリア機能が傷つくと乾燥肌・肌荒れ・くすみ・炎症(最悪の場合:床擦れ)等のトラブルが発生します。
傷をつくる原因には過度の摩擦、圧迫、皮膚の老化、紫外線、寒冷、空気の乾燥、界面活性剤等があります。

 

使用方法

 

塗布容器で直接皮膚に塗布するかスプレーすることによって短時間(夏場:約30秒以内、冬場:約1分以内)で患部に被膜(人工角質層)を形成します。

 

人工角質層の特徴

 

① 厚さ10μ~50μ(調節可能:塗布回数・スプレー回数)の透明被膜であり、肌に柔軟にフィットし、肌の色を活かすために違和感がありません。

 

② 被膜には数μの多数の孔を有し、患部を半ODT(半密封)状態で被覆・保護するために被れ・痒み等の皮膚に対する副作用がほとんどありません。

 

② 上記条件により長期間患部を安全に被覆することが可能です。

 

③ 外部からの水分接触により柔軟性と適合性を増した耐水性皮膜を形成します。

 

④ 上記理由により水による洗浄に対して長時間被膜を維持することができます。

 

⑤ 被膜は強制的に除去する必要が無く、自然に3日~6日で垢と共に脱落します。

 

⑥ 投与時に患部(皮膚)をアルコールで殺菌するために衛生的で処置が簡単です。

 

⑦ 人皮膚の皮脂膜に近い油脂を有し、角質内の天然保湿因子に相当する油分を含有するために皮膚への親和性が高く、皮膚との一体感が得られます。